| 隊長: |
隊員よ、今日の体調は万全であるか? |
| 隊員: |
はっ、快調そのものであります。……しかしいきなりどうしたのでありますか? |
| 隊長: |
今回の任務は少々体を張るぞ。このスタンガン10万Vストレートの検証を行なう!
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| 隊員: |
なんと!隊長は私に死ねとでも?! |
| 隊長: |
愚か者!スタンガンで人が死ぬか!いいか、我々の使命はそのようないい加減な情報をなくすことだということをもう忘れたか! |
| 隊員: |
そ、その通りであります…… |
| 隊長: |
たかが10万Vぐらいでビクビクするな!今市販されているもので一番電圧が高いものは80万V以上あるらしいから、それに比べればカワイイものだろう。なっ? |
| 隊員: |
そ、そうでありますな。ははっ、ぜんぜん平気でありますですとも……。 |
| 隊長: |
そうこなくてはな。では早速準備せよ! |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)ま、まずは電池のセットでありますな。本体底の、で、電池カバーをスライドして、セ、セットするであります。
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| 隊長: |
おい、何をモタモタしている。早くせんか! |
| 隊員: |
ア、アイアイサー!次に手首にストラップを通して手に持つであります。そして使用する前にセーフティロックを、か、解除するであります。こ、このスライドスイッチを「ON」にするでありますな。
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| 隊長: |
おい、なんだか呼吸が荒いな。 |
| 隊員: |
それで作動スイッチを押せばOKでありますな。カチッ。

(バチバチバチバチ……)

……ハァーッ(深いため息)。これを食らうわけでありますな。
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| 隊長: |
よーし、ではさっそくどれほどの威力か試してみろ。 |
| 隊員: |
やっぱりやるでありますか?フゥーッ……。 |
| 隊長: |
返事はどうした? |
| 隊員: |
アイアイサー……。ではさっそくやるであります。 |
| 隊長: |
最初は手の甲で試してみろ。一番ダメージが少ないだろうからな。 |
| 隊員: |
アイアイサー。では……うーん。ちょ、ちょっと待って下さいであります! |
| 隊長: |
なんだなんだ。しょうがないな。 |
| 隊員: |
い、いくであります。フゥーッ、(カチッ)うおお〜っ!! |
| 隊長: |
どうだ?どんな感じだ? |
| 隊員: |
はっ、電極が当たっている部分の皮膚の内側に電気が流れているのがはっきり分かったであります。あー、ビックリしたであります。 |
| 隊長: |
どうだ?3〜4秒ぐらい当て続けたとして、気絶するような痛みか? |
| 隊員: |
いや、それはないであります。痛みといえば電極が当たった部分にやけどのような痛みがありますが、通電しているところは指でつままれて思い切りブルブル振られている感じで、想像したほど痛くないであります。 |
| 隊長: |
そうか。全身に電気が流れる感じではないのか。 |
| 隊員: |
はっ、電気が流れるのは皮膚に触っている2つの電極の間だけであります。 |
| 隊長: |
なるほどな。確かに全身に通電するのでなければ安全性は高いであろう。 |
| 隊員: |
隊長、それではそろそろ評価をお願いいたします! |
| 隊長: |
こらこら、まだ早いぞ!次は衣服の上からどれだけ効果があるか試してみる。 |
| 隊員: |
ア、アイアイサー……。それでは腕の部分に通電させてみるであります。フゥーッ、
(カチッ)おおお! |
| 隊長: |
どうだ? |
| 隊員: |
皮膚に直接当てたときのようなやけどみたいな痛みはありませんが、ちゃんと通電してビリビリくるであります。今当てたところは3枚着ているでありますが、直接当てるのと変わりないであります。 |
| 隊長: |
ふーむ、だいぶコメントにも余裕が出てきたな。よし、それでは次に効果的といわれる箇所に当てた場合どうかをテストする! |
| 隊員: |
ア、アイアイサー!ではまず肩の部分からであります。フゥーッ、(カチッ)うおおお! |
| 隊長: |
どうだ?何か違うか? |
| 隊員: |
うーん、たいして他の場所と痛さは変わらないでありますが……。逆に肉が薄い分痛くないかもしれないであります。 |
| 隊長: |
フーム、ではぜい肉たっぷりの太ももにやってみるか。 |
| 隊員: |
ぜい肉・・・ア、アイアイサー。それではテストしてみるであります。フーッ。
(カチッ)はああああ! |
| 隊長: |
どうだ、今度は? |
| 隊員: |
……んっ、か、かなり痛いであります。痛みが後に残るであります……。 |
| 隊長: |
はっはっ。ならば脇腹あたりはもっと痛いかもしれんな。やってみろ。 |
| 隊員: |
わ、脇腹でありますか。アイアイサー……。それでは、フゥーッ……ちょ、ちょっと待ってくださいであります。 |
| 隊長: |
どうした、だらしないぞ! |
| 隊員: |
昔の武士が切腹するときもこんな気分だったでしょうな。 |
| 隊長: |
だから死にやせんと言っておるだろうが。さっさとしろ! |
| 隊員: |
では……、フゥーーーーッ(カチッ)むふおおおぉ! |
| 隊長: |
どうだ?何か違うか? |
| 隊員: |
いや、痛み自体はさっきの太ももと同じでありますが、内臓に近いだけに怖さが増すであります。 |
| 隊長: |
実際内臓に何か影響はあったのか? |
| 隊員: |
いや、特に何もなかったであります。……しかしさっき試した腕や肩の筋肉が少しけいれんしているであります。 |
| 隊長: |
お、電極が当たった手の甲の部分も少し赤くなっているな。

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| 隊員: |
はっ、そういえばそうでありますが、別にもう痛くはないであります。 |
| 隊長: |
見ているほうは痛々しいがな。 |
| 隊員: |
隊長、それではそろそろ評価をお願いいたします。まずは使いやすさからであります。 |
| 隊長: |
まずサイズ的に見ると、横幅が多少あるのが気になるが、思ったより小型にまとまっているな。握りやすい形状で自然にスイッチ部に指先がさわるようになっているから、いざというときにバッグに手を突っ込んだときも意識することなくすんなり持つことができるだろう。セーフティロックもついていて誤作動の心配はないし、専用ケースをしたまますぐ使えるのもいい。

これなら★4をつけてもよいな。 |
| 隊員: |
了解!使いやすさ、★4であります(敬礼)。では次にお買い得度であります。 |
| 隊長: |
実勢価格が約6000円か。スタンガンの値段としては安いだろう。だが一般的に護身用品として見た場合、見た目や火花で相手を驚かすこともできるが実際の効果はチカン撃退程度の軽いものだから、やや不安に思う人もいるだろう。総合的に評価し、今回は★3とする。 |
| 隊員: |
了解!お買い得度★3であります(敬礼)。では最後にオススメ度であります。 |
| 隊長: |
うーん、使いやすさなどは非常に優れていると思うが、接近して相手に電極を当てなければ効果がないから相手からの反撃を受ける可能性が高くなるなど、スタンガン自体の護身用品としての完成度を考えると、どうしても催涙スプレーに比べて実用性で劣っているといわざるを得ない。この商品はさっきも言ったが実際の使い道としては電車内でのチカン撃退程度に限られるだろうから、オススメという意味ではあまり点数はつけられないな。ということでオススメ度は★3とする! |
| 隊員: |
了解!オススメ度は★3であります。 |
| 隊長: |
それにしても今回はいい働きをしたな。 |
| 隊員: |
はっ!ありがたき幸せであります。 |
| 隊長: |
では貴様に特別に新たな役職を授けることにしよう。 |
| 隊員: |
はっ!何でありましょうか。 |
| 隊長: |
うむ、スタンガン使用効果自己実験長だ。これからもよろしく頼むぞ! |
| 隊員: |
……アイアイ……サー…………(敬礼)。 |