| 隊長: |
隊員よ、今日も体調は万全であるか? |
| 隊員: |
はっ、快調そのものであります。……もしかして今日もスタンガンのテストでありますか?
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| 隊長: |
いいや、今回の任務はもっと安全だぞ。このキーホルダー型スプレーの検証を行なう!【画像1,2】 |
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| 隊員: |
なんと?! 隊長は私に何か恨みでもあるのでありますか!? |
| 隊長: |
愚か者!!我々の使命を忘れたのか!我々は防犯グッズを必要とする方々のために、メディアの情報にとらわれないグッズの実際の使用感を「体を張ってでも」伝えるという重大な使命を持っているのであるぞ! |
| 隊員: |
はっ、そ、その通りであります! |
| 隊長: |
催涙スプレーをくらっても死なないし後遺症も出ないということは、情報としてはあちこちで言っているが、やはり実際にどうなのかは、やってみなければ分からんからな。 |
| 隊員: |
だったら隊長が自分でやればいいではありませんか……。 |
| 隊長: |
愚か者!!!!!!!!!わ、私には第三者の立場から状況を正しく伝える任務があるのだ。だからやりたくてもできん! |
| 隊員: |
な、何をむきになっているでありますか……。 |
| 隊長: |
ム、ゴホン。まあよく考えて見ろ。貴様、この任務を完遂したら……「オイシイ」ぞ。 |
| 隊員: |
自分は芸人じゃないであります。 |
| 隊長: |
全国からファンレターが、それはもうワンサカ。 |
| 隊員: |
またー、そんな訳ないであります。 |
| 隊長: |
「隊員さんステキー」なんて街中で言われたりして。 |
| 隊員: |
ぐふふ、いやー、そんな訳ないであります。 |
| 隊長: |
ゆくゆくは武道館あたりで「ザ・隊員の公開任務ショー」なんていうのもありえるぞ! |
| 隊員: |
隊長〜!是非やらせていただきます!! |
| 隊長: |
そう言ってくれると思っていたぞ!さすが隊員! |
| 隊員: |
アイアイサー!なんでもお任せくださいであります! |
| 隊長: |
よし、ではさっそく物を見てみよう。これだ。 |
| 隊員: |
手の中に収まるというほどではないですが、小さいでありますな【画像3】。 |
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| 隊長: |
キーリングとクリップが付いているからキーホルダーにぶら下げたり、シャツの胸ポケットにはさんだりできるわけだな【画像4】。うむ、発射口が見えないが? |
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| 隊員: |
はっ、これは何かのはずみに誤って噴射しないように、発射レバーがスライド式になっているであります。この赤い出っ張りを45度右に回せば、このように発射口が正面を向き、レバーも押せるようになるであります【画像5,6,7,8】。
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| 隊長: |
ほほう、よく出来ているではないか。これならいざという時もすぐに使えるな。ところでこれは詰め替えは出来るのか? |
| 隊員: |
はっ、これはキーリングの部分がフタになっているであります。手では開けられないでありますが、マイナスドライバーを使えばフタが開いて中のスプレーを交換できるであります【画像9】。
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| 隊長: |
なるほどな。しかしこれに合うスプレーは売っているのか。 |
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| 隊員: |
同社の別の商品に、成分が違いますがこれと同じサイズのスプレーがあるであります。なんでも「お買い得3点セット」とかいう物であります。
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| 隊長: |
そうか、なら安心だな。 |
| 隊員: |
ちなみにスプレーのラベルには使用期限が印刷されているであります【画像10】。2004年まで大丈夫みたいでありますな。
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| 隊長: |
うむ、しかも12月まで大丈夫だからかなりのものだな。 |
| 隊員: |
え、なんで12月と分かるでありますか? |
| 隊長: |
……貴様はもう一度中学に戻ってみるか?まあ、良い。ではまずどのくらい飛ぶのか、飛距離の測定を行なう。いざ、任務開始せよ! |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)では飛距離測定、任務開始するであります。 |
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(プシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)【画像11】
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| 隊長: |
ふーん、こんなものか。 |
| 隊員: |
思ったよりも飛ばないであります。……ムッ、この匂い、これが催涙ガスの匂いでありますな。
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| 隊長: |
なるほど。唐辛子の成分というのがなんとなく分かる系統の匂いだな。うっ、ゴホ、ゴホッ。コラッ、ちょっと吸ってしまったじゃないか。 |
| 隊員: |
はっ、失礼いたしました! |
| 隊長: |
ゴホッ。これはちょっと吸っただけでもかなりくるな。どれ、ちょっとティッシュにつけてみろ。……ふーん、液体はやや黄色がかっているのか(画像12)。 |
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| 隊員: |
はっ、では……(顔をティッシュに近づける)……うーん、匂いはさっき嗅いだのと同じで確かにイヤな匂いでありますが、だからといってむせるほどではないであります。
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| 隊長: |
そうか。ということは噴射直後に気化する揮発性の成分を吸うとむせるのだな。
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| 隊員: |
そのようであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
よし、ところで液体はどのくらい飛んだのだ? |
| 隊員: |
はっ、2m35cmであります。 |
| 隊長: |
それではだいたいカタログ値どおりというわけだな。実際に使うにはもう少し距離が欲しいところだがな。 |
| 隊員: |
その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
では次に、何回使えるかというテストだ。これも使用するものにとっては大事なポイントだぞ。 |
| 隊員: |
その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
レバーを下に押しきるまでの動作を1回とする。それで何回発射できるか、いざ、任務開始せよ! |
| 隊員: |
了解!(敬礼)では、任務開始するであります。 |
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(プシュ−ッ、プシュ−ッ、…………)
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| 隊長: |
ゲホッ、これはかなわんな。 |
| 隊員: |
あ、終わりであります。 |
| 隊長: |
ふーん、7回か。見た目相応というところだな。 |
| 隊員: |
隊長、そう頻繁に使うとは思えないであります。これで十分であります。 |
| 隊長: |
そうだな。よし、では次に実際の威力を試したいのだが、さすがに顔面だけは勘弁してやろう。 |
| 隊員: |
あ、ありがたき幸せであります。 |
| 隊長: |
吸い込むとどうなるかは先ほどの感じでなんとなく分かった。今度は手の甲に少々たらして見て、皮膚に与える影響を見てみたい。ではさっそく任務を開始せよ! |
| 隊員: |
ア、アイアイサー(敬礼)。では……。(プシュッ) |
| 隊長: |
どうだ? |
| 隊員: |
うーん、なんとなくピリピリするような、しないような、というところであります。
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| 隊長: |
うーん、あまり効かないのかな。よし、それでは洗い流せ。……そうそう、石鹸を使ってはいけないそうだ。水だけで流すんだぞ。 |
| 隊員: |
はっ。……うーん、匂いがなかなか取れないであります。 |
| 隊長: |
そのくらい我慢しろ。 |
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─ 10分経過 ─
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| 隊員: |
……た、隊長! |
| 隊長: |
どうした? |
| 隊員: |
いや、さきほど液体をたらした部分がヒリヒリしてしょうがないであります。
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| 隊長: |
おい、皮膚が赤くなっているではないか【画像13】。 |
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| 隊員: |
やけどしたように皮膚がつっぱる感じがあるであります。 |
| 隊長: |
そんなにヒリヒリするのか!ということは目に入ったりしたら……恐ろしいことになるな。 |
| 隊員: |
はー、想像したくないであります。 |
| 隊長: |
すぐに洗い流せたからいいが、それができない状況で顔面に受けたら、まずは揮発性の成分を吸い込んでむせるだろう。次に目に入った場合、絶対に目を開けていられないはず。間違いなく涙が止まらない状態に陥る。それに周囲の皮膚についた場合、その部分もヒリヒリと腫れ上がり、しばらくは収まらないだろう。 |
| 隊員: |
恐ろしいであります。 |
| 隊長: |
ただし、顔面に当たらないと効果は格段に落ちそうだ。最初の段階でガスを吸ってむせるかもしれないが、それが済んでしまうとその後の効果がさほど期待できないからな。狙うときは絶対に顔面を狙う必要がある。 |
| 隊員: |
なるほどであります。隊長、それではそろそろ評価をお願いいたします。まずは使いやすさからであります。
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| 隊長: |
まずサイズだが、小さめだが小さすぎず、いざという時に使いやすい設計だ。それにこのスライド式のレバーだが、手に取ってから発射するまでの時間が非常に短くでき、実用度が高い。一つ心配なのは飛距離だな。うむ、使いやすさは★4としよう。 |
| 隊員: |
了解!使いやすさ、★4であります(敬礼)。では次にお買い得度であります。 |
| 隊長: |
実勢価格が約1,500円というのは、非常に安いといえるのではないかな。離れた相手に有効という点で、護身用品としての催涙スプレーの実用度の高さはスタンガン以上であると私は常々思っているが、それだけ「使える」物がスタンガンの何分の一かの値段で買えるのは、実にお得といえる。 |
| 隊員: |
その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
使用回数が7回というのも、大きさを考えれば特に不満を感じることはないだろう。使用期限も約2年と十分にあるし、仮に期限切れまでまったく使用しなかったとしても、それだけの間不安を感じずに過ごせるということだけで十分に価値がある。惜しくらむは、飛距離が若干短いというところかな。これは★4とする! |
| 隊員: |
了解!お買い得度★4であります(敬礼)。では最後にオススメ度であります。 |
| 隊長: |
うーん、これはかなりおすすめだが、不安もやはりある。先ほども言ったが、顔面にきっちり当てる必要があるということ、あとは催涙スプレー全体にいえることだが、使う場所を選ばないと自分や関係ない周りの人も巻き込んでしまう可能性があるところもやや不安だな。よし、オススメ度は★4とする! |
| 隊員: |
了解!オススメ度は★4であります。 |
| 隊長: |
今回も重大な任務によく耐えた。さすがだな。 |
| 隊員: |
はっ!ありがたき幸せであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
しかしこれではまだ武道館には行けないぞ。 |
| 隊員: |
はっ、どうすれば良いでありますか。 |
| 隊長: |
分かっているだろう。「顔・面・直・撃」だ! |
| 隊員: |
……隊長、自分、武道館はあきらめたであります。 |